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栃毛案内 製材工場編
時折感じる夏の気配に慄くこの頃ですが、皆様、如何お過ごしでしょうか?

先日社内研修として製材工場を山林部、建築部で見学致しました。

山の木の伐採や管理、植林から製材、建築まで幅広く業としており、自分の
携わらない部署の業務内容の理解を深める事で、より会社の方向性や考え方、
各部署の環境や苦労など共有する目的で行っております。

まずは丸太置き場と皮むきです!
製材する材種は杉と桧です。


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丸太が入ると、バリバリ音を立てて皮を削っていきます。
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丸太の皮をむくと、次は四角くしていきます。
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丸太の芯を見定めて、丸い材料を四角くしていきます。
丸太の芯の部分は柱用に、また周り他の部材になどと無駄なくカット!
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端材は、この大きな木箱の中で無駄なくチップにします。
こちらのチップは紙の原料パルプとして利用します。
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木は乾燥すると強度がでます。
生木のままでは水分が多く含まれており、寸法精度もでずこのままでは
使用できないので、1~2週間乾燥機にいれ含水率を15%~20%まで下げて
きます。

温度や時間の決め方は、材種、大きさなどを踏まえ、経験で調整!重要!
失敗すると割れがでて強度不足に。
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乾燥機から出てくると、厚みや寸法をそろえたり、ホゾを切ったりしていきます。
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柱の製材と同時に、含水率、強度を測る機械を通しています。
ここで強度不足などの材は、柱などの構造材には使用せず他の部分に使用します。

ここで製材した材料は、自社物件だけでなく材木屋やハウスメーカー、工務店に
卸しています。

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プレカット機械でホゾを作成。出荷待ち。
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最初にバリバリ向いた皮などは、乾燥機のボイラーの燃料として利用します。
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皮をボイラーに投入!24時間稼働しています。
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建築材として使用できない曲がった丸太や細い丸太は、バイオマス燃料としてチップに
しています。その様子はまた今度ご報告致します!

柱として使用する木でも、樹齢50年から60年ほどになります。
大きな材料だと100年を超える木も使用しますので、長い年月で成長した自然の恵みを
無駄にすることなく最大限活用していきます!

以上

by tochimou | 2019-06-26 20:13 | 建築
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